ラビット開発の物語

S-52 型・・・・昭和20年代後期

 基本構想                                                            
                                
     S−52型スクーターは、コストの低い軽量安価車がねらいである。また、整備、取り扱い上の
     要望を余すところなく取り入れ、都会偏重より、地方進出を重点に考えた車で、特徴のある
     ミッションの装着と共に軽快なる半露出型の斬新なスタイルを基本とした。                                                                                                                               
                                                                    
 主な特徴 
                                                           
    1. 慣性クラッチ付遊星歯車式二速変速装置の採用                    
     A. 1/4勾配の坂まで登ることが出来る。                           
     B. 停車からの出足が速い。                                      
     C. 荷物を積んでも楽に発車できる。                              
     D. どんなぬかるみでも乗り切れる。                              
   2. 戻り式のキックスターターの採用により始動が容易となった。      
   3. バックボーンフレーム、16インチタイヤ及びフレーム内蔵式緩衝装置の採用により、操縦性、
     安全性及び乗り心地が非常によくなり悪路でも楽に乗れるようになった。                  
 
 試作経過の概要

   昭和26年5月〜
      S−25、S−47型スクーターの次期車両としてコストの低い軽量安価車を作ること、及び
   都会偏重より地方進出を狙うことを主眼として構想が進められた。
      車体は出来得る限り軽量安価になるよう検討が進められ、ストリップタイプが立案された。
      エンジンは、2サイクル 98cc 及び 4サイクル 148ccの2本立てが考えられ、
   ギアミッションを装着可能にした。

   昭和27年2月
      S−51型として試作され、昭和27年2月に2台が完成した。 
      2台の試作車はそれぞれ仕様が異なっていたが,主たる相違は、
      エンジン:空冷式2サイクルエンジン
                    空冷式4サイクルエンジン
            ハンドル:鳥居型一文字タイプ
                      着脱式タイプ

   昭和27年3月〜
      S−52型として、4サイクル空冷式エンジン、着脱式ハンドル、慣性クラッチつき遊星ギア
    2速足踏みミッション装備車として生産、販売された。

  
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