ラビット開発の物語

S-1 から S-25 まで ・・・・ラビットのあけぼの

試作経過の概要

  昭和21年1月〜                                                          
    構想検討 :昭和20年12月下旬に進駐軍の米軍落下傘部隊用として利用されていた 
               Powell Scooter(USA) を入手。                        
               太田、三鷹両工場の技術、既存の設備、手持ちの資材等を最も有効に活用でき、
               民需産業へ転換出来る品目として検討された。     
    調査設計 : Powell Scooter の分解調査には、1月一杯かかり、この調査結果を参考として
               我が国の国情に合ったスクーターの設計に着手する。                                                       
                                                                            
  昭和21年8月〜                                                           
   1号車誕生:昭和21年8月18日 ラビット・スクーター第1号車誕生、試作台数 2台                                                
               座席カバーは固定。応急的にタイヤパターンの無い飛行機用尾輪(14")を使用。                                        
                                                                            
  昭和21年10月〜                                                         
             :車体番号No.3 〜 No.7、昭和21年10月〜11月完成、試作台数 5台
               座席カバーは固定。タイヤパターンのあるスクーター専用タイヤが藤倉ゴムにて
        10月10日完成しこれを使用。          
                                                                            
  昭和21年12月〜                                                         
    増加試作 :S−1(D−11) 
               車体番号 No.8 〜 20、昭和21年12月〜22年2月完成、増試台数13台                                                
               座席カバーが固定式では、整備点検に甚だ不便なため回転式に改良する。(実用新案)
               昭和22年4月より車体番号 No.21 〜 商用車として生産。        
                                                                            
  昭和23年4月〜                                                           
    S−2型 :車体番号 No.1001 〜 No.1004、4台試作。F−16型エンジン搭載。                                      
               夜間に於ける実用性は全然ないとの点灯問題解決策として、マグネトーと灯器の
        変更を行う。

  昭和24年3月〜
   S−22型 :昭和23年10月、次期スクーターにて改修すべき項目として次の8項目が挙げられた。
   (D−13)    1.吸排気を入れ換えて装備取扱を簡便にする。
    (D−14)     2.キック・スクーター
                   3.変速装置
                   4.発動機全般の性能向上(燃費、出力)
                   5.点灯問題
                   6.乗り心地(前後輪緩衝装置)
                   7.車体外観
                   8.重量軽減
                但し、本格的な2HPスクーターの改善に対しては、相当の時間を要するので、
                Pigeon の優良化に対し、この間のつなぎ応急処置として24年度1/4半期に実施可能の
                改修に止め、これをS−22型として設計検討   され、昭和24年3月に試作する。
                試作台数3台。

  昭和25年1月〜
    S−23型  :車体番号 No.4999 〜 5000 昭和24年 2台試作。
    (D−16)  後車輪に緩衝バネを装着、後車輪を後退し座席を前進させ前後重量配分を改善
 
  昭和25年4月〜
    S−24型  :S−23型にG−16型エンジンを搭載する。
    (D−16G)

  昭和25年12月〜
    S−25型 :車体番号 No.1 〜 No.2 昭和25年12月21日、 試作車2台完成。
                  生産化の場合には、前緩衝部分が一部変更された。リアーシートの中心が後車軸の
          前方に来るように前進させ、2人乗車時の法規上の内規を満足させた。

  
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